プログラミングと投資と時々オタク

自己啓発メイン。日常も。

名著「マネーの公理」を読んで

どうも、けい(@kei_kei_se)です。

お久しぶりです。
またまた前回の投稿からこんなに時間が経ってしまいました。まぁ結局このブログも独り言感がハンパないのでモチベが上がらないのも事実なのですが…(涙)読者がいるってすごいことですよね。どうすれば集客できるのか…マーケティングブランディングの勉強もしてみたいという思いが強まっている今日この頃です。(まず真っ先にやらなければいけない分野な気もしますが…)

 

今回はタイトルにある通り、名著「マネーの公理」を読んで心に響いたフレーズや、それを受けて今後自分はどんな投資スタイルにしていこうかと考えたことを書いていきます。(こういうのって著作権ひっかからないよね?)

かなりざっくり言うと、この本は儲けるための12のルール(公理)を具体例と合わせて紹介していく内容になっています。中には多くの投資家が実践している投資法と全く逆の方法を提案する場面もありこれまた興味深く非常に勉強になりました。

結局は自分の目的に合わせた投資法を見つけて実践していくことが大事だと思うので、一つの参考としてご覧頂ければと思います。

 

■目次

第一の公理ーリスクについて

「大きなお金を投資しなければ金持ちにはなれない」

「安定を求めたら一生貧乏人のまま」

「金持ちになる機会を失っている」

「リスクを楽しむ」

分散投資の誘惑に負けないこと」

 

個人的にはかなりグサっと刺さりましたね。。。この第一の公理はインデックス投資や高配当株への投資を否定しています。給料だけでは一生金持ちにはなれない。であるならばリスクを楽しみつつ将来のテンバガー候補に集中投下だと言っています。もちろんお小遣い稼ぎ程度に考えているのであればそれもいいと思います。ただ、私はアーリーリタイアしたいと思っていますし、さっさと大金稼いで海外で優雅に暮らしたい(と密かに思っている)のでやはり周りと同じような安定に逃げてはダメだと感じました。当然ですが無謀な賭けに出ることを推奨しているわけではありません。自分のリスク許容度をしっかり考えておき、何にどれだけ投資するかはしっかり調査分析して判断する必要があります。無難な投資(それも大事だけど)だけでは私の目的は果たせないと感じました。宝探しをする感覚で未来のGAFAを発掘していきたいと思います。

 

 

第二の公理ー強欲について

「常に早すぎるほど早く利食え」

「一度売った株式の株価をチェックしてはいけない」

「あらかじめどれだけの利益が欲しいかを決めておく」

「終わったことを自分に納得させるための優れた方法は、何かしらのご褒美を用意すること」

 

第二の公理は心理的な戦術が大事であることに気づかされます。「まだ上がるかも」という期待のもとで売るタイミングを逃した経験はみなさんが経験されていることと思います。未来のことは誰にもわからないので適当なタイミングで利益確定しましょう、というお話しです。この時に大事なのは考え方で、売った株の株価がどうなったのかは気にせず、利益が得られたことに満足するべきです。また事前にどの程度利益が出たら売るのかを決めてしまうのも手ですね。そして、株を売ったタイミングで利益の一部を自分のために使ってあげたいと思います。

 

第三の公理ー希望について

「船が沈み始めたら祈るな。飛び込め。」

「自分が保有している間につけた最高値から10~15%下落したら売れ」

「待つことが賢い選択であることはほとんどない」

 

第三の公理では損切りの大切さがわかります。損切りはすることのメリットよりしないことのデメリットを考えた方がよさそうです。誰もが考えるであろう「損切りした後に高騰するかもしれない」という考えが判断を鈍らせます。これを乗り切るためには「投資が低迷している間にそのお金を他の投資に回して稼ぐことができる」と考えるほかなさそうです。いつか上がるかもという期待のもとで寝かせておくと、投資資金に余裕がある場合を除き身動きが取れなくなってしまいます。損を納得して受け入れることを学ぶ方が投資家としては賢い選択だと思います。ということで小さな損失は受け入れ、逆指値注文しておきます。

 

第四の公理-予測について

「未来のことは誰にもわからない」

「人の予想を聞く習慣から抜け出さないといけない」

 

第四の公理では予測するなという内容が書かれています。私はPython使って株価予測しようと思っていたのでいきなりプログラミングの目的がひとつ失われました。現時点で起こりつつあることと、目の前で起きている事実からすぐに反応することが大事であるとのことです。つまり将来予測ではなく、現状をよく分析しろということですかね。ということでPythonは分析に活用することに決めました。今までの勉強(大して進んでいないけど)が無駄にならなくてよかった(笑)自分に自信がないとSNSですぐ有識者の意見聞いてしまうんですよね。これもよくないなと改めて思いました。投資は自己責任。これに尽きますね。自分でしっかり考えて投資していきたいと思います。

 

第五の公理ーパターンについて

「お金の世界にはパターンはなく、無秩序で混沌としている」

「秩序がないところに秩序を見出すな」

 

第五の公理は第四の公理に続きパターンはない(から予測できない)という内容です。もし何か共通の事柄が判明したとしてもそれは単なる偶然であり、次同じことが起こる保証はないとはっきり断言しています。人間は「前回こうだったから今回もこうなるはずだ」と自分の都合の良い方向に考えてしまう癖があるので、その催眠術にかからないように気をつけたいですね。過去のパターンを信じず、今の状況を冷静に分析し、行動に移すという能力が必要そうです。

 

第六の公理ー機動力について

「根を下ろしてはいけない」

「慣れ親しんだ心地よい状態を求めるほど、投機家としての成功は小さいものになる」

「物に愛着を感じてはいけない」

 

第六の公理は現状に落ち着くことのデメリットについて書かれています。ちょっとずつ株価が上がっている銘柄をずっと保有しているのはとても心地のよいものだし、少しその伸びが停滞していても、「そのうちまた上がるだろう」という気持ちで保有してしまう気がしますが、ここではそんな気持ちを「愛着を感じるな」で一蹴してしまいます。少しでも停滞したら「早すぎるほど早く利食い」して次の銘柄へ投資せよとのことです。愛着は生き物だけに感じることとして、機動力確保した方が大きな成功が得られそうです。売却した銘柄が再び高騰したとしても「一度売った銘柄の株価はチェックしてはいけない」ので気づきませんね♪(無理)一番初めに買った「エムスリー」はダブルバガー目前で非常に思い入れのある銘柄なのですが、バイバイ(売買)できるか不安です(涙)

 

第七の公理ー直観について

「直観は説明できるのであれば信頼できる」

「直観と希望を混同するな」

「自分が望まない結果を示唆する直観は信頼する傾向が強い」

 

第七の公理では直観についての内容です。直観とは不思議なもので確固たる事実に基づいていなくてもそれが的中することがあります。ここでは、自分の直観を一生懸命に無視するでもなく、むやみに頼るでもなく、程よい距離感で付き合うためのルールが紹介されています。自分が起こってほしいことが起こるという直観は希望と混同している可能性が大いにあるため、懐疑的であるべきですね。

 

第八の公理ー宗教とオカルトについて

占星術が当たるのであればすべての占星術師は金持ちであろう」

「迷信を追い払う必要はない。適当なところに置くことができれば楽しめる」

 

第八の公理では宗教について書かれています。このあたりは自分にはあんまり関係ないかな…興味ある方はぜひ!(疲れた笑)

 

第九の公理ー楽観と悲観について

「楽観は最高を期待することを意味する」

「楽観のみで行動してはならない」

 

第九の公理は楽観と悲観についての内容です。個人的には楽観がかなり当てはまりそうで恐ろしかったです。よくも悪くもポジティブなので「なんとかなる」精神で生きていますが、やはりリスクを背負っている以上、最悪のパターンもしっかり頭にいれて行動しないといけないなと改めて感じました。楽観的な気分になったらそのいい気分が事実によって正当化できるかどうか考え、判断しなければいけません。それだけでなく、自分が今楽観的な気分かどうか、に自分で気づけるようになる必要があります。ある意味自己分析ですね。銘柄分析だけでなく己も分析せよ、というメッセージだと読み取れました。

 

第十の公理ーコンセンサスについて

「大多数の意見は無視しろ」

「自分自身で納得するまで他人の意見を無視する」

「投機の流行を追うな」

「何かを買う最高の時は、誰もそれを望まないときである」

 

第十の公理はコンセンサス(複数の人による意見の一致)についてです。投資は後追いでは勝てません。既に話題になっているものに手を出してもカモにされるだけだろう。ということですね。SNSが普及しあらゆる人の意見が簡単に見える時代になってしまったため、これは非常に難しい部分だと思います。一度でもバズったら勝ちみたいな流れがあるので、コンセンサスは更に大きな障壁になりそうです。これを逆にチャンスと捉え、みんなが「手を出すな」という銘柄に手を出してみるのも面白そうですね。周りの意見に流されないように注意しつつ、皆が手放し割安となった銘柄を虎視眈々と狙いつつ集中投下、がベストなのかなぁと思います。もちろんその前に集中投下に値する銘柄であるかの分析は必要ですけどね。

 

第十一の公理ー執着ついて

「もし最初にうまくいかなければ忘れろ」

「難平買いで悪い投資を何とかしようとするな」

 

第十一の公理は執着についてです。この公理はなんと「ナンピン」を否定します。平均取得単価を下げることができる魔法のような手法ですが、これは選択の幅を狭め、利益が得られる機会を減らす行為とのことです。難平買いするお金でもっと他の有望株に手を出す方向で調整したいと思います。含み損をその銘柄で回収したくなる気持ちはわかるし、平均取得単価が下がることで含み損の割合が減ることは精神的にかなり助かりますが、その心地よさからは卒業しなければいけなそうです。

 

第十二の公理ー計画について

「長期計画は将来を管理できるという危険な確信を引き起こす」

「長期投資を避けよ」

「心地よい状態にどっぷりとつかった感覚を与えてくれる」

 

第十二の公理は計画についてです。この公理もなかなか衝撃的で「長期投資」を否定します。一部の長期投資家が見たら怒りで狂いそうですね。ただ、私個人の感想としては考えるのをやめないことが大事であると読み取りました。長期投資のよいところは株価が落ちても(どうせ売らないので)気にならず精神的な楽であること、配当や優待による恩恵があることだと思いますが、この状態が危険であると警鐘を鳴らしています。私も優待や配当目当てで持っている銘柄はありますが、どちらかというと既に資産がある人の戦略ですよね。ただ貯金するよりはいいかもしれませんが、私の給料ではこの方法ではお金持ちにはなれなそうです。よって長期投資はしない方向で行こうと思います。優待でもらえるはずだったものは、投資で増やした資産の一部で買っちゃおう作戦です。(できるとは言っていない)

 

まとめ

1個ずつ感想書いてるとめちゃめちゃ長いですね…ブログ史上最長になってしまいました。兎にも角にも名著だけあって本当に勉強になり、私の投資家としてのレベルが心なしか少しだけ上がった気がします。ここで学んだことをこれからのスタイルに反映し、柔軟に対応していきたいと思います。他の投資本も読んでより自分のスタイルをブラッシュアップしていこうと思います。この点も「自分の投資ルールを守ること」という多くの投資家が発信している内容と異なりますね。ルールを決めてしまうとそれに縛られてしまって保守的になってしまいそうなので私には合いません。コンセンサスを無視する第十の公理を早速実践してきます。このままだと異端児が誕生しそうな予感です。

 

最後に「マネーの公理」で学んだことを反映した私の投資スタイルをまとめて終わりにしたいと思います。まだ初心者故一部のお金を全財産に見立ててお試しで実践してみます。

・投資先を最大6銘柄に絞り集中投資する

・利益25%を達成したら利確する(基本は従うが伸びを見て判断する)

・1カ月株価が動かなかったら売却し投資先を変える

・取得以降の最高値から20%下落したら損切りする

・愛着を持たない執着しない

・直観で動いてみる(この投資スタイルが直観をもとにしている気もする)

・大多数(他人)の意見は無視して自分の考えに従い投資する

・長期投資(つみたて)はしない(※検討中)

 

この投資スタイルだとどのタイミングで何を買うかの判断ができないのでこれからはその部分(分析方法、買い判断)について勉強していきたいと思います。書き出すと課題がはっきりしていいですね。

 

この記事がみなさんの投資において少しでも役に立ったら幸いです。

「マネーの公理」勉強になるだけでなく単純に本としておもしろいのでもしまだ読んだことのない方がいらっしゃったらぜひ手に取ってみてください。(ここでリンク貼って広告収入を得ることを目指すべきなんだろうな)

それではまた次回お会いしましょう~

以上っ!!